救命救急センター

　救命救急センターでは、北勢地域を中心とした重篤な救急患者さんをうけいれ、手術後の集中治療が必要な患者さんへのクリティカルケアを日々実践しています。

師長メッセージ

患者さん・ご家族の方へ

加藤師長

野瀬師長

　当救命救急センターには年間5,500人程の重症な患者さんが救急車で搬送されてきます。私たちは、患者さんひとりひとりの命をみつめ、可能な限り患者さんに安心な医療、こころに寄り添える看護が提供できるよう日々取り組んでおります。

　救急搬送される患者さんは、年々高齢の方や、単身独居の方が増えて参りました。私たちは、地域医療との連携を大切にし、救急医療をとおし、皆様が安心して生活できる地域づくりを支えていきたいと考えております。

看護学生の方へ

　当救命救急センターは、三重県北勢地域を始め、中勢・伊賀地域、ドクターヘリや防災ヘリ搬送患者と幅広い重症救急患者を受け入れています。新人看護師からベテラン看護師まで、集中ケア、救急看護を学ぶ環境が整っており、知識・技術だけでなく、患者さん、ご家族の心理的なケア、倫理的配慮を意識し、常に笑顔で、あたたかい看護を提供できる環境づくりをめざしています。

看護の特長

　救命救急センターには生命の危機的状態にある患者さんが入院されます。私たち看護師は、患者さんやご家族の持つニーズを捉え、重篤化を回避できるようケアを提供しています。また医師・理学療法士・臨床工学技士・管理栄養士とともに早期リハビリテーションおよび、早期栄養管理に取り組み、患者さん自身のもつ身体機能を維持し、超急性期の時期から在宅復帰に向けたケアを実践しています。

ICU 看護の現場

先輩ナースからのメッセージ

　救命救急センターの先輩ナースから当院への就職を希望される看護学生の方へのメッセージを掲載しています。

やりがいのある病棟です

　私たちは新人の頃から救命センターへ配属となり、現在４年目となりました。今年は新人さんの実地指導者をさせていただくこととなりました。救命センターでは、様々な疾患の患者さんが入院されており、また人工呼吸器などの機械類も多く使用しています。そのため、緊張した現場ではありますが急変時の対応や重症患者の看護をたくさん学ぶことができます。また、救命センターで呼吸器を装着していた患者さんがリハビリテーションを行い一般病棟に移動し、元気になられた姿を見るととてもやりがいを感じます。現在COVID-19が落ち着き、家族さんが面会できるようになりました。そのため、家族看護も充実して行うことができています。看護師間でのコミュニケーションや多職種との連携を大切にし、日々たくさんの学びと向上心を持って看護を実践しています。

実地指導者

興味のある分野を極めることができる

DMAT看護師

　新人のころから救命救急センターへ配属となり11年目になります。人工呼吸器を始めとした様々な医療機器を使用した患者さんが多いからこそコミュニケーションの部分を大切にし実際にみて、触れて、寄添い何を訴えたいのかを日々考えながら看護に臨んでいます。また、高校生の頃に東日本大震災が発生しそこから災害看護の分野に興味を持ち災害基幹病院である当院へ就職を決めました。養成研修を経てDMAT隊員となり、令和6年に発災した能登半島での震災では被災した地域の病院で診療支援などを行いました。近いうちに起こるとされている東南海地震に備え院内の防災訓練を始め様々な訓練に参加しています。地震以外でも豪雨、台風といった大きな自然災害が多いわが国において被災地の方々に寄り添った支援ができるように日々研鑚していきたいと考えています。その他にも心肺蘇生教育コースのインスタラクターなどを日常の看護業務以外に行っています。私のように興味のある分野を極めることができるのが看護師の魅力の一つであると思います。

看護師数

66名（うち師長２名、副師長４名、急性・重症集中看護師２名、救急看護認定看護師1名,、看護補助者１名）