大脳誘発電位検査(聴性脳幹反応:ABR)
当院検査部が行う大脳誘発電位検査の聴性脳幹反応(ABR)の概要、検査方法や当日の流れ、注意事項を掲載しています。
検査概要
聴性脳幹反応は聴力障害や脳幹障害の診断に用いられます。聴神経を興奮させることによって得られる脳幹部での反応を記録する検査です。音刺激を聞き、その刺激が耳だけでなく、その先の聴神経や脳まで上手く伝わっているかを調べます。
検査を受ける方へ
検査方法・当日の流れ
ベッドに仰向けに寝ていただきます。検査中は眠って頂いても構いません。
頭皮上と額、両耳朶の4カ所に電極を装着し、両耳にヘッドホンをつけます。繰り返しクリック音(カチカチという音)の刺激を与え、それにより誘発される脳幹の活動を電極から記録します。
注意事項・所要時間
新生児から幼児までのお子様が対象の場合、睡眠導入剤を使用 します。また、じっとしていることが困難な患者様の場合は検査が出来ないこともあります。
所要時間
40〜60分程度
検査結果
検査結果については、医師より説明があります。