トレッドミル運動負荷試験

　当院検査部が行うトレッドミル運動負荷試験の概要、検査方法や当日の流れ、注意事項を掲載しています。

検査概要

　あらかじめ心電図の電極と血圧計を装着し、医師立ち会いのもとで、ベルトコンベアの上を歩行(走行)していただきます。運動による負荷で、不整脈を誘発して、その頻度の変化などをみたり、虚血性心疾患の診断に有用です。

上半身の着衣を脱ぎ検査衣に着替えていただきます。靴下も脱いで素足になってください。
ベッドに仰向けにやすんでいただきます。トレッドミル試験用の心電図のシール状の電極を胸と肩、腹部に貼り付けます。
電極ボックスを腰に巻付けます。血圧計も腕に装着します。
ベルトコンベアに立っていただき、安静時の心電図と血圧を測定記録します。
ベルトコンベア上を歩いていただきます。ベルトコンベアの速度と傾斜は3分毎に速くなり、傾斜がきつくなります。
運動時間は、目標とする心拍数に達するまで、あるいは胸の症状や心電図や血圧の変化や疲労感の増強など、患者さまの状態を見ながら決定されますので、あらかじめ決まってはいません。
運動後は、心拍数・血圧が落ち着くまで心電図変化や血圧を記録観察します。

　検査中は循環器内科の医師が立ち会っています。膝が痛い、胸が苦しいなどの症状が出現した場合は、直ちにお知らせください。

　約15分～30分程度

　検査結果については、医師より説明があります。