マンモグラフィ検査(乳房撮影検査、MMG)

 マンモグラフィ検査(乳房撮影検査)は乳房専用X線撮影装置を用いて乳房を圧迫して撮影する検査です。乳房を圧迫することにより、乳腺内に隠れている病変を明瞭に撮影でき、また被曝も低減されます。当院のマンモグラフィ検査では、必要に応じて枚数が変わりますが基本的に片側の乳房で2方向ずつ、計4枚撮影し、所要時間は10~15分程度です。個人差はありますが、痛みを伴うこともある検査ですので、不安な点などあれば遠慮なく担当技師にお申し出ください。
 又、当院ではマンモトーム生検も実施しております。(詳細は下記に記載)

検査機器・設備

 2014年2月に導入された乳房撮影装置を使用しています。圧迫時に、ややしなりのある圧迫板を使用し検査の質を保ったまま患者様の痛みの軽減を行えるよう工夫しています。

  • 乳房撮影装置

検査を受ける方へ

検査方法・当日の流れ

1.受付

 中央放射線部受付(緑色の窓口)へお越しいただき、診察券と受付表をお出しください。

2.更衣

 上半身は裸の状態で検査着を着ていただきます。撮影する際には、片方ずつ脱いでもらうか、全て脱いでいただきます。

3.食事

 食事制限、水分制限はありません。

4.マンモトーム生検

 マンモトーム生検とはマンモグラフィで発見された石灰化のある組織に向かって、直径4㎜程度の針を刺し先端の小窓から組織を吸引・摘出する組織診断です。マンモグラフィを撮影しつつ吸引するため、より確実に石灰化を含む組織を摘出することができます。組織を顕微鏡でみて良性か悪性か、悪性ならばどのような悪性なのかを判断します。検査は局所麻酔下で行い、検査時間は約1時間程度で終わります。

注意事項・所要時間

  • 妊娠をされている方、もしくは可能性のある方、豊胸手術をされている方、ペースメーカー、VPシャント、CVポート等が入っている方は必ず担当医、担当技師にお申し出ください。
  • 検査時は眼鏡、ピアス、イヤリング、ネックレス等は外していただきますのでご協力お願いします。

所要時間

 約15分程度です。

検査結果

 画像(1)はマンモグラフィ画像(頭尾方向撮影)、画像(2)はマンモグラフィ画像(内外斜位方向撮影)です。通常はこの二種類を撮影します。画像(3)は当院のマンモトーム生検時の画像です。基本的にピンク色のベットに横向きに寝て、乳房の内側か外側から針を刺して生検します。

  • (1)マンモグラフィ画像(頭尾方向撮影)

  • (2)マンモグラフィ画像(内外斜位方向撮影)

  • (3)マンモトーム生検装置