一般撮影(X線検査・レントゲン撮影)

 X線を使用する検査としては最も一般的な検査です。X線を人体に照射し、各組織を通過してきたX線の量の違いを画像として表示します。
 空気などのX線が通過しやすい部分は黒く、骨などのX線が通過しにくい部分は白く写し出されます。
 肺や腹部の状態、骨折の有無、骨・関節の状態を見たい時などに行われる事が多い検査です。

検査機器・設備

 2019年2月より、新たにFPD(フラットパネルディテクター)装置が一般撮影室に合計3台、救急外来に1台導入され、稼働しています。この装置により、画像を読み取る時間が大幅に短縮され撮影後、瞬時に画像化する事が可能となった上、以前より被ばくが少なく、より鮮明で高画質な検査が可能となりました。

 また、背骨や下肢全体などの広範囲を一度に撮影することも可能です。撮影した画像は院内ネットワークを利用し、各診察室や病棟、手術室のパソコンで見ることが出来ます。

  • 一般撮影装置

検査を受ける方へ

検査方法・当日の流れ

1.受付

 中央放射線部受付(緑色の窓口)へお越しいただき、診察券と受付表をお出しください。

2.更衣

 撮影する部分に厚い生地やプリント・金属類・ボタン・湿布・エレキバン・カイロ等があると診断に支障をきたす恐れがあるため、可能な限り外した状態で撮影させていただきます。検査室内には更衣室もある為、中で着替えていただくことも可能です。

3.息止め

 検査部位によって息を吸って止めたり、息を吐いて止めたり、呼吸は止めずに身体を動かさないようにした状態で撮影させていただきます。

4.撮影

 撮影する部位によって、方向を変えて複数枚の写真を撮る場合があります。その時に横を向いたり足を上げたりと様々な体位をしていただく事がありますが、できる範囲で大丈夫ですので、ご協力をお願いいたします。

注意事項・所要時間

 妊娠の可能性がある方は申し出てください。

所要時間

 撮影部位の数によって異なりますが、着替え等を含め数分で検査は終了します。

検査結果

 胸部X線画像では肺の状態や心臓の大きさ等、腹部X線画像ではお腹のガスの状態等、骨のX線画像では骨折の有無や手術で入れた金属の状態等を確認することが出来ます。

  • 胸部X線画像

  • 腹部X線画像

  • 股関節X線画像

  • 下肢長尺X線画像