感染症外来

 感染症外来とは、不明熱の診断・治療、HIV感染症、肝炎ウィルスなどの感染症全般を扱う外来です。

外来内容

特長

 これまで当院は、三重県北勢部における感染症の診療を実質的に担ってきました。
 以下に現状における当院の感染症関連の特色について列挙します。

  • 第二種感染症指定医療機関
  • 三重県北勢における唯一の感染症学会専門医教育病院
  • 三重県北勢における唯一のエイズ拠点病院(県内4施設)
  • 蚊媒介感染症医療機関(県内2施設)
  • ピロリ菌感染外来
  • 肝炎ウイルス治療の実績

 北勢地区は海外を往来されている方が多く、原因不明の感染症や輸入感染症(デング熱)なども発生しているため、感染症対策は非常に重要です。また、海外渡航者などに対する感染症の相談も多くあります。

 以上の背景と将来ビジョンから、感染症外来を設置し、三重県民に認知していただき、さらに臨床的にも、診断から治療、予防まで一貫した医療を展開し、診療の充実をはかり、感染症の分野においても三重県をリードしていきたいと考えています。

対象となる方

感染症全般

 感染症は、すべての臓器の疾患であるため、総合的および横断的な診断、治療を心がけています。細菌感染、ウイルス感染、真菌感染、原虫・寄生虫感染と多岐にわたる微生物の診断、治療を行います。

不明熱の診断・治療

 長期にわたる発熱、発疹、関節痛、リンパ節腫脹などを主症状として来院された患者さんを中心に診療します。他の診療科との連絡を密にし、診断確定後には、該当する臓器別診療科に紹介しますが、感染症に関しては継続的にフォローさせていただきます。

HIV感染症

 北勢地区雄一のエイズ拠点病院としてHIV感染症の診断と治療を行います。

肝炎ウイルス

 消化器内科と連携して、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、 E型肝炎の診断と治療を行います。

渡航者感染症

 渡航者感染症、下痢症、デング熱などの診療を行います。

院内感染症の診断・治療

 感染症対策室、中央検査部と連絡を密にして、入院中の患者さんの感染症に対応します。以下に、コンサルテーションやインターベンションの基準例を示します。

  • 血液培養陽性時
  • 各種薬剤薬剤耐性菌検出時
  • Clostridium difficile toxin 検出時
  • インフルエンザウイルスなどの検出時

ICT、 ASTの運営

 ICTおよびASTの運営管理を行います。必要に応じ、院内、各部署と連携をとり、感染症に関する諸問題に取り組みます。
 また、感染症に関する院内講演会や教育の推進を行います。

開設日・担当医

開設日

 月曜日

担当医

 白木 克哉(総合内科)

ご予約・ご紹介

ご予約・ご紹介方法

 感染症外来は紹介・予約制となっています。受診を希望される場合は、かかりつけ医の先生方からの紹介状を準備いただいたうえで、次の方法で予約してください。

  1. 月曜から金曜の15時から17時の間に代表番号(059-345-2321)へ電話
  2. 感染症外来の件で「総合内科外来へ」と電話応対者にお伝えください
  3. 病院担当スタッフにつながりましたら「感染症外来の予約」とお申し出ください