副センター長からのメッセージ

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 当院臨床研修センターの副センター長 白木 克哉から医学生のみなさんへのメッセージをインタビュー形式にて掲載しています。

副センター長の役割


臨床研修センター
副センター長
白木 克哉

 私は臨床研修センターにて、初期研修・専門医研修に関わる業務を担当しています。

 

 具体的には、医学生との面談等、初期研修医の採用に関わる業務、また研修の円滑な運営、プログラム作成、各個人の研修プログラムの調整、新入研修医へのオリエンテーション、研修の進捗状況の管理・評価、研修医のサポートを中心に行っています。

 

 専門医研修では、担当している内科系のプログラム作成、他病院との調整、研修生の確保を行っています。 

求める人物像

 当院では3つの「G」を大切にしています。

 まずは、「Guts」のある方、やる気のある前向きな方に来ていただき、患者さんの急変時や救急現場で非常に頼りになる医師を目指して欲しいです。

 次に、「Grip」として、十分勉強して医学に関する知識が豊富で、患者さんの気持ちもしっかり把握して、適切な対応ができる方。

 そして「Global」として、当院のある四日市地区は外国人の方も多く、様々な方がいますので、患者さんの社会的な背景を理解し、国際化に対応できる医師になって欲しいという希望があります。

 これら3つの「G」を持つ医師になれるように頑張りたいという意志のある方を募集しています。

 

 また、それに加えて患者さんに優しくできる方、患者さんの辛い痛みが分かる方、周りの医師や看護師と仲良く協力し、チームワークを大切に仕事ができる方であることも当院が求める医師の人物像です。

研修プログラムの特長

 初期研修医の初年度に内科系・救急を中心にローテーションし、まずはどんな疾患にも適切な初期対応が出来る技術を最初に身に付けるという点が当院の研修プログラムの特長です。また、当院は救命救急センターを併設しており、2年間で1,000例以上の救急経験を目標としています。これは他病院と比べるとかなり多い方で、救急の対応能力はしっかり身に付けることができると思います。

 

 また、当院には各専門診療科の壁を無くして、幅広く患者さんを診ようと総合内科を設けておりまして、複数の疾患を抱える方や原因不明の症状の方、不明熱、感染症などの患者さんの研修をしていただくことができます。また、北勢地域では当院のみHIV感染症の診療が可能です。

研修医へのサポート

 研修医の先生と挨拶する時に笑顔があるかないかは、特に気にしています。落ち込んでいないか、冗談を言える心の余裕があるかどうか、なるべく頻繁に声掛けをするようにしています。

 若い方々が頑張って前向きに取り組んでいると、私たちもそれ以上に頑張らないといけないと感じて、元気をもらっています。

研修医の出身校

 地元三重大学出身の研修医の人数が一番多いですが、自治医科大学からも2年連続で研修医を受け入れております。

 自治医科大学出身の研修医は3年目に地域へ出ることが決まっておりますので、2年間しっかり研修しようという意欲のある先生が多いため、他大学出身の先生の刺激になって、切磋琢磨できるというところは特長の1つです。 

 三重大学出身の先生の中には自治医科大学出身の先生と一緒に働けるということで選んでいただく方もいます。

 自治医科大学出身の先生からは、当院は幅広い診療科を研修できる、救急をしっかりできるので、当院を選んだということを聞いています。また、当院が地域医療に対応できる人材育成に取り組んできたということも評価いただいています。

今後の研修プログラム

 今後、研修プログラムの新しい取り組みとして考えているのは、外来研修です。外来研修が今後重視されてきておりまして、2020年度から必須科目となることもあり、外来研修の充実化を考えています。そのためのブースを設けたり、システムの構築を既に進めており、整い次第取り組んでいきたいと考えています。

 

 また、学会発表や論文作成のサポートの充実も図っていきたいと考えております。なお、当院は出版会社と契約しておりますので、英語の文献がインターネットで素早く手に入ります。

医学生へのメッセージ

 当院は、常に新しいことにチャレンジしています。

 チャレンジ精神溢れる当院で初期研修を受けることは、みなさんにとってすばらしい経験となるでしょう。

 先輩医師と切磋琢磨して、私たちと一緒に、大きな可能性のある将来に挑戦しましょう。

▶︎インタビュー・撮影/2018年11月30日

三重県立総合医療センター 看護部
三重県立総合医療センター 病院サイト

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