診療科のご案内

内視鏡センター

内視鏡センター長・毛利 靖彦から皆様へごあいさつ

 2013年に内視鏡室を増改築し、内視鏡センターとして改名しました。当センターでは、外科・内科医がチーム一丸となり、診断・治療が早期に展開できるよう体制を取っています。地域医療に貢献するため、高度先進医療の一翼を担って精進したいと思っています。

【センター長】毛利 靖彦
【副センター長】井上 英和
【副センター長】尾嶋 英紀

当センターの治療方針

 当院では、最新のハイビジョンスコープでの通常内視鏡検査に加えて、画像強調観察による狭帯域光観察(NBI)を併用して、より早期の微小病変を見つけられるよう検査を行っています。疑わしい病変が認められた時には拡大内視鏡観察で、より詳細な診断を行い、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が可能か、外科的手術が必要かをより詳しく判断することができます。超音波内視鏡検査(EUS)は胃癌等の浸潤程度、粘膜表面に出ていない腫瘍(粘膜下腫瘍)の診断ができるようになり、EUSを利用しての超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-FNA)により、膵腫瘍、粘膜下腫瘍などの確定診断が可能です。上部および下部消化管内視鏡検査を行っても消化管出血の原因不明の時には、小腸カプセル内視鏡検査で診断し、小腸内視鏡等での止血治療を行うことや、大腸内視鏡検査での挿入困難な方に対し、大腸カプセル内視鏡検査も可能になりました。

<内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Sub mucosal Dissection;ESD)>

 食道、胃・十二指腸、大腸の早期がんに対する治療として、病変と周囲の粘膜下層にヒアルロン酸ナトリウム溶液などを注入して病巣を挙上し、専用のナイフで病変の周辺の切開、粘膜下層の剥離を進める手技です。従来の内視鏡的粘膜切除術(EMR)で一括切除できない大きな腫瘍の治療ができます。

当センターの概要

 以前の内視鏡室に比べ、スペースが広くなり、検査室数も今までより増室になったことで、より充実した内視鏡検査や処置ができるようになり、緊急内視鏡検査も受け入れやすくなりました。また検査室は個室となっており、プライバシーへの配慮についても、従来よりも向上し、安全かつ苦痛の少ない内視鏡検査を実現できるように配慮した構造になっています。

検査前処置室(上部・気管支)、検査後のリカバリー室、大腸内視鏡検査のためにゆったりと前処置が行えるように「検査前処置室(下部)」を設け、トイレも隣接しています。感染への対応も充実し、「ファイバーの洗浄履歴システム」を導入し、安全に検査が行われるようになっています。検査機器も、三重県内の病院では初めて設置される新システム及びスコープの導入により、治療する部位を詳細に確認することができるようになりました。

施設・設備の概要

 上下部内視鏡用に4室、うち1室は、胃潰瘍出血など止血処置、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などの治療内視鏡に対応できるよう特に余裕を持ったスペースを確保しています。気管支鏡検査、食道静脈瘤硬化療法、内視鏡的膵胆管造影(ERCP)関連処置、内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)などの胆膵治療等に使用するX線透視が利用できる2室は、呼吸器感染症患者に対応可能な陰圧排気設備を備えています。

  • ◇日本消化器内視鏡学会指導施設
  • ◇日本消化器病学会認定施設
  • ◇日本大腸肛門病学会認定施設
  • ◇日本呼吸器内視鏡学会認定施設
  • ◇日本肝臓学会認定施設

<当院で受けることができる主な内視鏡検査・治療及び設備>

  • ○上部(食道・胃・十二指腸)内視鏡検査・治療   ◯胃瘻造設
  • ○下部(大腸)消化器内視鏡検査・治療        ◯PTEG造設
  • ○胆膵内視鏡検査・治療
  • ○早期胃・食道・大腸がんに対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
  • ○診断のためのEUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診)など
  • ○カプセル内視鏡検査(小腸・大腸)

<センター平面図・各部屋の様子>

カプセルを飲むだけでできる大腸検査「大腸カプセル内視鏡」を導入しています

 2013年にがんで亡くなった人の死亡原因を見ると、大腸がんは女性で第1位、男性で第3位と上位にあります。日本の検診ガイドラインでは、40 歳を超えるすべての人に便潜血検査を受けるよう呼びかけていますが、その検診受診率は低く、実際に検診を受けたのは27%と低いのが現状です。さらに、便潜血陽性者でも「自覚症状がない」「恥ずかしい」「辛そう」などさまざまな理由から、推奨されている大腸内視鏡検査を受診する人は58%しかいません

当院では2015年1月から保険診療が可能になったことから、県内ではじめて大腸用カプセル内視鏡を導入しました。カプセル内視鏡検査の対象者としては1)大腸内視鏡検査を実施したが、挿入困難で最後(盲腸)まで到達できなかった方、2)腹部手術歴があり、癒着等により大腸内視鏡の実施が困難と判断される方あげられます。

 検査には、あらかじめ腸内をきれいにする必要があるため、当日の前処置として下剤を4リットル服用します。カプセル内視鏡検査は、長さ3.1cm、直径1.1cmのカプセル型の内視鏡を飲み込みます。カプセルには2台の小型カメラとライトが付き、約340度の範囲を写すことができ、1秒間に最大35枚の画像が撮影できます。そのデータは随時、受診者が肩から提げたレコーダーに送信され、数時間後、カプセルは便として排泄されます。レコーダーに記録された画像は、後日医師が読影します。

 従来の内視鏡検査と比べると、痛みや羞恥心等の心理的負担がないことが利点として挙げられます。しかし、カプセル内視鏡でできるのは撮影のみで、異常発見時の治療や精査には従来の大腸内視鏡が必要となります。

 大腸がんは早期発見すれば治せる可能性が高いがんです。便潜血検査陽性者に対して大腸内視鏡検査の代わりにカプセル内視鏡の普及を進めれば、異常所見の発見率も向上し、大腸がん死亡が大きく減少することが期待されます。この検査をご希望の方は、外科を受診し、ご相談下さい。

胃がん検診   平成27年度より完全予約制で受付開始しました

胃がん検診の流れを、読んでいただき、予約受付時間帯に申し込んでください。
申し込み後、必要書類を送らせていただきます。

呼吸器内視鏡検査

 当病院は、呼吸器内視鏡学会認定施設です。気管支鏡専門医3名、指導医2名所属しています。安心で安全に診断精度の高い検査を行い、早期に治療が行えるよう目指しています。

 気管支鏡は直径4~6mmの細くて柔らかい管で、胸の奥深くにある肺につながる気管支の中をのぞき見る器械です。胃カメラと同じ構造ですが、胃カメラと比べると大変細くできています。肺や気管支など呼吸器の病気にかかった患者さんにとって重要な器械で、気管支内を観察すると共に、組織や細胞を採取して正確な診断をつけたり(気管支鏡検査)、気管支が狭くなる病気の治療(気管支鏡下治療)に用いられます。また、胸水貯留例に対する局所麻酔下での胸腔鏡検査も積極的に行っています。

<当院での呼吸器内視鏡検査実績>

内視鏡センター医師・スタッフからの患者様へのメッセージ

 当センターは消化器内視鏡専門医6名(指導医4名を含む)と呼吸器内視鏡専門医3名(指導医2名を含む)、内視鏡技師(日本消化器内視鏡学会の資格認定試験により認定された技師)7名を含む多数のスタッフで構成されています。患者さんが安心して安全に検査・治療を受けられるように、毎週合同カンファレンスや月に一回運営会議を行っています。またアンケート調査で改善点を見出し、より良いセンターの環境作りを日々努力しています。

 私たちスタッフは、内視鏡検査が苦しい痛いというイメージが強く不安な気持ちをお持ちの患者さんに寄り添い、少しでも楽に検査を受けていただけるようお手伝いさせていただいています。


出来るだけ苦痛が少ない内視鏡治療を心がけています【消化器内科Dr一同】


患者様へより良い医療が提供できるように努力しています 【外科Dr一同】


早期発見・早期治療を行うことで、負担の少ない医療の提供を目指しています【呼吸器内科・外科Dr一同】


患者様に寄り添い、親身な対応を心掛けています!!
内視鏡技師として、医師の介助、機器の管理や感染予防管理、スタッフへの教育などを担い、
検査が安全安楽に行えるよう日々向上を図っています。
【看護師長・スタッフ一同】

来院される皆様へ

外来診療の受付 059-345-2321 午前8:30~午前11:30

面会時間

  • 休診のお知らせ
  • 受診される方へ
  • 入院される方へ
  • ご面会される方へ
  • 外来医師担当表
  • 病院各階のご案内

地方独立行政法人
三重県立総合医療センター

〒510-8561三重県四日市市大字日永5450-132

交通のご案内

お問い合わせ