喘息患者さんに対する先進的治療を導入しました

喘息は、発作を起こすと激しくせき込み、最悪の場合は、呼吸困難に陥って死に至ることがある病気で、空気の通り道である気管支の周りにある筋肉が収縮し、気管支が狭くなることで起こります。
 国内では数百万人の方が喘息症状を有し、喘息による通院患者は100万人を超えていると推計されています。

現在、喘息を根治させる治療法ななく、症状に応じて複数の喘息薬を組み合わせ、症状をコントロールする薬物治療が主体となっていますが、定期的に薬を服用していても発作をコントロールできない場合があるほか、薬物治療だけでは症状をコントロールできない重症患者さんに対する有効な治療法がなく、喘息発作の不安を抱えながら、日常生活も大きく制限されている状況です。

このような中、重症喘息患者に対する治療法として、「気管支サーモプラスティ療法」が平成27年4月より保険適用となったことを受け、当院では、三重県内で初めて、本治療を開始することとなりました。
 この治療は、気管支内視鏡を使った身体への負担の少ない治療法で、温めると縮小するという筋肉の性質を利用し、鼻や口から入れた気管支内視鏡の先端から電極の付いたカテーテルを出し、気管支の内側を65℃に温めて、炎症で肥大した気管支の周りの筋肉を薄くして空気の通り道を広げ、収縮反応(発作)を起こりにくくするものです。

気管支をつまんだり焼いたりすることがないため、身体への負担が少ない治療法であるほか、全世界で4,000例以上の治療実績があり、少なくとも5年間、治療効果が持続することが確認されています。
  また、治療にあたっては、気管支全体を、右肺の下部(下葉)、左肺の下部(下葉)、左右の肺上部(上葉)の3回に分け、それぞれ短期間(2泊3日程度)の入院で行い、治療と治療の間隔はそれぞれ3週間以上空ける必要があります。

なお、この治療の対象となるのは、薬物治療を適切に続けても喘息の発作を抑えることが難しい18歳以上の患者さんですが、専門医の判断が必要ですので、詳しくはご相談ください。

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