災害拠点病院

防災訓練の実施

9月1日は「防災の日」です。1923年(大正12年)のこの日に起きた関東大震災の教訓を忘れない、という意味と、この時期に多い台風への心構えの意味も含めて1960年(昭和35年)に制定されたものです。当センターでも毎年総合防災訓練を実施しています。

救急医療を担当する基幹災害拠点病院としての立場から、大地震により、①多数の家屋が倒壊して、被災者が発生した②列車の脱線事故により多数の負傷者が発生した③石油化学コンビナートで爆発事故があり、化学熱傷の患者が搬送される、という想定のもと、実際の患者役を仕立てた本番さながらの訓練を行っています。

まず、列車の脱線事故現場に医療救護班(DMAT Disaster Medical Assitance Team 災害現場に派遣される医療チームのことです。)を派遣しました。

DMATは現場でトリアージと救護活動を行いました。トリアージとは「病気やケガの緊急度や重症度」を判定して「治療や後方搬送の優先順位を決める」ことを言います。 地震などの災害時・非常時には、短時間に多数の方々がゲガや病気になり、医療機関での診療・治療を必要とするようになります。医療機関の機能(医療スタッフや器材、医薬品など)にも限りがあり、災害時の制約された条件下で1人でも多くの傷病者に対して最善の治療を行うためには、病気やケガの緊急度や重症度によって治療や後方搬送の優先順位を決めることが必要になります。

次に四日市保健所がトリアージの結果から収容する医療機関を選定するというシミュレーションを行い、四日市南消防署の救急車が搬送にあたりました。

DMATの派遣と同時に、病院では災害時用のエアーテント2基を、病院の玄関前に設置しました。

ひとつはトリアージテントです。 トリアージテントでは、家屋の倒壊などによって負傷した被災者を受け付け、「トリアージ・タッグ」と呼ばれる識別表に必要事項を記入し、区分に応じた色が一番下になるように切り取って、負傷者の右手に取り付けます。

このあと負傷者は、それぞれの治療スペースへと搬送されていきます。

※トリアージについて皆様へのお願い

東海地震などの災害時には医療機関も混乱をきたすことが予想されます。そのような状況下でも、医療機関の機能を可能な限り最大限に発揮させるために、的確で素早いトリアージが必要とされています。1人でも多くの傷病者を救うために、どうか災害時におけるトリアージにご理解とご協力をお願いいたします。

救急車が到着し、次々と負傷者が搬送されてきます。

院内には、負傷者レベルにあわせた治療スペースが設けられ、治療が行われます。

別のテントでは、備蓄食品を利用した給食の調理を行い、参加していただいた地元自治会・ボランティアの皆さんに試食していただきました。

石油化学コンビナートでの爆発事故を想定した、化学熱傷患者の除染訓練を行いました。化学薬品による熱傷の場合、まず薬品を取り除かなければ(これを「除染(じょせん)」と言います)、治療を行うことができません。このため、負傷者を隔離できるテント内に収容し、化学防護服を着用した医師・看護師が慎重かつすみやかに、化学薬品を洗い流します。

このテント内で除染作業を行います。化学防護服は重く、とりわけ暑い夏に着用する苦労は並大抵ではありません

リアルなメイクを施された熱傷患者が搬送されてきました。

除染作業の様子です。実際の作業はテントを密閉して行われます。

最後に救命の講習が行われ、地元自治会・ボランティアの皆さんも加わって、熱心に救命方法を学びました。
地方独立行政法人三重県立総合医療センターでは、今後発生が予想される東海地震・東南海地震や、四日市石油化学コンビナートでの事故などに備え、日常より準備を行い、緊急時にすみやかに対応できるようこころがけております。

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