診療科のご案内

北勢呼吸器センター

胸部X線で異常が見つかったら

肺癌など呼吸器疾患の多くは、基本的に以下の手順で診断をつけます。

  1. 胸部X線写真で大雑把に胸全体をみて、怪しいところがないかふるいにかけます。
    多くの検診はこの段階に該当します。
  2. 怪しいところがあれば、CT写真で、本当に異常な影があるのか確認します。異常な影がある場合、1-2mm厚の薄切り画像でその影の特徴を確認し、どんな病気なのかある程度のめぼしをつけます。
  3. 診断確定のため気管支鏡検査を行います。

 ここで大事なことは、CT撮影を行ったとしても、どんな病気が疑わしいのか、気管支鏡検査を行う必要があるのか、単なる画像追跡だけでいいのか、などを判断するには、専門医の視点が必要になるということです。
 当センターで肺癌と診断した患者さんの中には、数年前から胸部X線で異常を指摘されていた方が稀ならずおみえです。また、最近では非結核性抗酸菌感染症が検診で発見されることが増えてきましたが、過去の画像を取り寄せると何年も前から蝕まれていることが確認されることもしばしばです。
 異常が見つかっても専門施設で二次検診を受けなかったら、早期診断はできません。

 当センターでは、検診の胸部X線写真で異常を指摘されたときの、二次検診を積極的に行っており、来院当日のCT撮影が可能です。また一部例外がありますが、直接患者さんからの二次検診予約も受け付けていますので、まずは、地域連携課059-347-3519まで「検診のレントゲンで異常が見つかった」とお電話ください。

二次検診予約電話
地域連携課059-347-3519

北勢呼吸器センターのメンバー

「北勢呼吸器センター」の開設にあたって

 平成25年度の厚生労働省より報告された本邦の死因統計をみますと約3名に1人は悪性新生物で亡くなられており、そのうち肺がんによる死亡は、男性では1位となっており、女性では大腸がんに次いで2位となっています。今、まさに的確な肺がん治療を行うことが社会のニーズとなってきております。さらに、高齢化社会の到来や新薬の乱用などにより薬剤耐性を示す難治性の肺炎をはじめ慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎などに起因する呼吸不全による死亡も増加の一途にあります。このような状況に的確、迅速に対応するには、呼吸器科内科医、呼吸器科外科医をはじめ各分野の専門のスタッフが一丸となり治療にあたることが極めて重要です。
 この度、総合医療センターでは、かかる呼吸器疾患に対してプロフェッショナルのチームで、患者さんに優しい的確な治療を行うことを、さらに明確にするために、院内に「北勢呼吸器センター」を開設しました。当院では、幸いなことに、既に多くの呼吸器専門の内科医、外科医、がん薬物療法認定薬剤師、呼吸療法認定士、感染管理認定看護師をはじめ各分野の専門スタッフが協力し呼吸器疾患に対応するとともに呼吸ケアサポートチーム(RST)等を組織し活動してきました。
 今後、「北勢呼吸器センター」として呼吸器疾患で難渋されている患者さんに今まで以上に最新の温かい治療を提供したいと考えておりますので、どうかお気軽に「北勢呼吸器センター」にご相談いただくことを心よりお願い申し上げます。

                                             院長  高瀬 幸次郎

「北勢呼吸器センター」について

 全国における肺がん死亡者数は、最近の20年間に4万人から7万人台に激増しており、今後、さらなる増加が予想されています。
肺がんは、治療成績の良くないがんの一つで、長年の喫煙で肺機能が損なわれている高齢者に多いことや、病状が進行してから発見されることが多いことなどがその理由です。
 また、肺炎による死亡者数も、高齢化社会を反映して増加の一途をたどっており、脳卒中を抜いて日本人の死因の第3位となっています。
 肺がんや肺炎、結核など、呼吸器疾患の患者さんの治療においては、早期に、専門の医師のいる医療機関で適切な治療を開始することが何よりも重要になります。
 しかしながら、三重県は、呼吸器内科医の人数が全国で最も少ない状況です。
 当院が立地する北勢保健医療圏(県内の鈴鹿市、亀山市以北の地域)においても、呼吸器内科や呼吸器外科の常勤医がいる医療機関は限られていますが、当院には7名の呼吸器内科医、2名の呼吸器外科医が常勤しており、北勢保健医療圏で、最も呼吸器領域の診療体制が充実しています。
 呼吸器疾患は、早期に専門の医師を受診して適切な治療を開始しないと、病状が進行し、手遅れとなってしまう場合があります。
 これは、専門の医師でなければ、さまざまな疾患の可能性を考え、病状に応じた適切な検査を行うことが難しいため、しばらく様子を見ている間に、病状が進行してしまうことが多いからです。
 がんは、生涯に国民の二人にひとりがかかると言われる病気ですが、早期に発見し、治療を行うことで、もはや不治の病ではなくなりました。
 皆さんも、健康診断時の胸部レントゲン撮影等で異常陰影が見つかった場合などは、肺がんや肺炎、結核など、さまざまな疾患の可能性が考えられますので、すぐに、多くの専門の医師が揃っている当院を受診してください。
さまざまな疾患の可能性を念頭に置き、病状に応じた適切な検査を行って、最適な治療方針を立て、適切な治療を行わせていただきます。
 なお、今後は、外来の診療体制や病棟の配置等についても検討を行い、呼吸器センター機能のさらなる充実・強化に努めていく予定です。

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