物忘れ外来
認知症は根治困難ですが、症状の進行を食い止めたり、症状を改善させたりすることは可能です。また、認知症の症状を呈する患者さんの中には、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、脳腫瘍、脳卒中、てんかんなどの治療が可能な疾患もあります。当院の「もの忘れ外来」では、多職種が関わりあい役割分担を行いながら有機的な連携の構築を図り、患者さま中心の医療を行っています。
外来内容
特長
物忘れ外来では専門的検査によって認知症の早期発見と鑑別診断を行い、必要な場合は薬物治療を導入するとともに、記憶を補う工夫、ご家族も含めた生活上の相談やアドバイス、介護保険サービスの案内などを行っています。当事者の会や認知症介護の会の紹介も行います。
対象となる方
- 人や物の名前が思い出せない等にお困りの方
- 約束事や予定を忘れてしまう等にお困りの方
- 怒りっぽくなった、言動や行動が攻撃的になった等にお困りの方
- 急に元気がなくなった、性格が変わったようだ等にお困りの方
- 被害妄想がみられる等にお困りの方
- 認知症かどうか心配だという方
外来内容開設日・担当医
開設日
専門外来として、毎週水曜日に予約制で診療しています。
担当医
脳神経内科の医師と、三重大学からの専門医師による交代制
ご予約・ご紹介
ご予約・ご紹介方法
物忘れ外来は予約制となっています。受診を希望される場合は、かかりつけ医の先生方からの紹介状を準備いただいたうえで、次の方法で予約してください。
- 水曜に代表番号(059-345-2321)へ電話
- 物忘れ外来の件で「脳神経内科外来へ」とお伝えください
- 病院スタッフにつながりましたら「物忘れ外来の予約」とお申し出ください
注意事項・お願い
基本的にご家族あるいは養護者と同席していただきますが、ご本人の前では症状などで話しにくいこともありますので、「いつ頃から、どんな症状があり、困っていることはなにか」といった内容を付き添いの方には具体的にメモとして持参いただけますと、スムーズに診療が進みますので、ご協力をよろしくお願いします。